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2015年10月28日

お子様のすきっ歯についてお話した際に、心配が必要な隙間として「正中離開」と言うものを言葉だけご紹介いたしました。


正中離開とは、上の一番前の歯と歯の間が開いてしまっている状態のことです。
上唇小帯(上唇をめくると、前歯に向かって筋のようなものがあるとおもいます。)が長すぎる(低位である)ことが原因で起こる場合が多く、適切な時期に上唇小帯を切ってしまう手術を行うことで、自然と治る場合もあります。
ですが、それでも自然に治らなかった場合や、時期が遅くなってしまった場合、それ以外の原因での正中離開は、そのまま放置してしまうと、今後の後ろの歯並びにまで影響を及ぼしてしまうため、早めに矯正治療を行ったほうが良いこともあります。


正中離開を治すこと自体は難しくはないのですが、正中離開が原因で顎のスペースが足りなくなってしまうと、奥歯まで全ての歯に対しての矯正治療が必要になってしまいます。


上顎前歯の永久歯が生えてくるのはおおよそ7歳前後です。
永久歯になった時に、前歯の間に大きく隙間があったり、前歯にひどい捻転が見られる場合は、矯正専門クリニックで早めにご相談をされることをお勧めします。(心配の要らない正中離開もありますが、判断は難しいです。)


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2015年10月21日

大人の矯正治療前に歯周病の治療が必要だということ。
大人の矯正治療中には歯周病への注意が必要だということはお分かりいただけたかと思います。


さらに、大人の矯正治療では、矯正完了後の歯周病への注意も必要です。


矯正でせっかくきれいに並んだ歯も、歯周病にかかると、あっという間に元の歯並びに戻ってしまいます。


これは、歯周病により、歯槽骨が溶かされることによって起こります。


歯槽骨は言い換えれば、歯列の土台です。
歯周病で土台が溶かされ、不安定な状態になってしまうと、歯列は崩れていってしまいます。


歯周病は自分には関係ないと思っているかたも多いと思いますが、歯周病は気がつかない間に症状が進行する病気で、気がついた時には歯がぐらつき始め、治すことが難しい状態になってしまうこともあります。
子供のころや20代で矯正を完了させられた方も、今後歯周病にならないように気をつけてください。


矯正治療完了後は、保てい装置の使用や、丁寧なブラッシング、かかりつけ医での定期的なメンテナンスを受け、歯周病にならないように注意してください。


せっかく手に入れた理想の歯並びと噛みあわせを長持ちさせられるようにしたいですね。

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2015年10月14日

大人の矯正治療では、虫歯よりも歯周病への注意が必要であるというお話をさせていただきました。


歯周病とは、歯周病菌により歯周組織が破壊されてしまう病気です。
簡単にお話しすると、歯周病菌により、歯が植わっている歯槽骨が溶かされていってしまう病気です。


歯周病には噛みあわせなどの「力」が大きく関係していると考えられています。
噛みあわせの強い部分や、噛み癖のある部分に歯周病が限局的に進行していることがあります。


そんな歯周病の状態で矯正治療を開始してしまうとどうなるでしょう。


矯正装置で外から力を加えることにより、その部分の歯周病が進行してしまうことがあるのです。


また、矯正装置を付けることにより、清掃が困難になり、歯周病菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうこともあります。


そのため、歯周病がある場合は、先に歯周病の治療をしなくてはいけないことがあるのです。


今村矯正歯科クリニックは、歯周病の治療は専門外としておりますので、かかりつけの歯科医院での治療をお願いいたします。
もし、かかりつけ歯科がない場合も、当院で信頼できる歯科医院をご紹介することができますのでご相談ください。


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2015年10月 7日

最近は、大人でも矯正治療をご希望される方が増え、マルチブラケット&ワイヤーをつけている社会人の方、主婦の方なども珍しくなくなってきました。


特に最近、子育ても一段落し、やっと自分の時間が取れるようになってきたという40代~50代の女性の方で矯正治療を始めたいという方も増えてきました。


そのような年代の方に、矯正治療中に注意していただきたいのが「歯周病」です。
お子様の矯正治療では、虫歯に注意してのブラッシングが重要なのですが、大人の矯正治療では歯周病に注意が必要なのです。


歯周病はギネスブックにも登録されている「世界で最も罹患者の多い病気」です。
日本人も例外でなく40代以降では、症状の程度はありますが、70%~80%の人に歯周病が見られると言われています。


特に、矯正治療をご希望されるような方の場合、かみ合わせか、歯の並びのどちらかに問題があることがほとんどです。
そのような場合、かみ合わせの強い部分や、歯と歯が重なった部分にだけ、限局して歯周病が進行していることがあります。


すでに、歯周病が認められる場合は、先に歯周病の治療を始めていただかなくてはならない場合もありますので、ご協力をお願いいたします。


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