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2017年3月29日

歯周病または、歯周病予備軍は成人の8割にもなると言われています。近頃は、お口の手入れの重要性が浸透してきたせいか、重度の歯周病になる人は、かなり減少していますが、何らかしらの歯ぐきのトラブルを抱えている人が多いのが現状です。

歯周病は、進行すると、歯を失ってしまう危険のある病気です。歯は一度失ってしまうと、再び元に戻る事はありません。美味しい食事を食べるなど、いつまでも生き生きと生活するためには、歯を長く健康に保ちたいものです。

歯周病は、日々の手入れが大きく関係しています。歯周病の原因である歯周病が、お口の中で繁殖しないよう、口の中の歯周病菌を丁寧に取り除く必要があります。
ところが、丁寧手入れをしているにも関わらず、歯周病の改善がなかなか進まないケースもあります。これは、歯周病が歯並び・噛み合わせも深く関係しているからです。
歯並び・噛み合わせが不均衡だと、特定の歯に過度の負担がかかってしまい、歯の周囲の組織を痛めてしまい、歯周病が進行しやすくなります。

矯正治療により、歯並びが整うと、歯周病のリスクも軽減します。極端に歯周病が進行したケースでは、矯正治療は歯周組織に負担がかかりすぎるために、行う事が出来ない場合もありますが、矯正治療を行う事により、歯周病治療にとっても良い効果が期待できる場合があります。

当院では、矯正歯科を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年3月22日

リテーナーとは、ブラケット治療を終えた後に、動かした歯を安定させるための装置です。
矯正治療によって歯を動かした後、移動した歯は、元の位置に戻ろうとする力が働き、"後戻り"しようとします。この"後戻り"を防止するための装置が"リテーナー"です。

長い矯正治療が終わって、整った歯並びを手に入れると、嬉しさがこみあげてくる事でしょう。"リテーナー"を装着する事に煩わしさを感じるかもしれませんが、せっかく手に入れた整った歯並びが維持できるよう、元の歯並びに戻ってしまわないようにとても大切な期間になりますので、きちんと"リテーナー"を装着するようにしましょう。

リテーナーを付ける期間は、1〜3年程だと言われています。歯槽骨が安定してくるのが、早くて1年位だと言われています。リテーナーを付けた後も、定期的に受診をしていただき、歯並びの状態の確認や装置の確認を行います。

リテーナーには、取り外し式と固定式があります。
取り外し式であっても、基本的に24時間付けておく必要があります。一定期間を過ぎると、装着時間を短くしても良くなる場合があるので、指示通りに装着していただきたいと思います。食事の時や清掃の時には、取り外しする事ができるので、食事での煩わしさからは解放されます。そして、口腔内の清潔を保ちやすくなります。
固定式では、定期的に弛んでいないかなどをチェックする必要があります。

リテーナーを装着する期間は、整った歯並びを保つのに、とても重要な期間です。せっかく治した歯並びを維持できるように、注意事項を守って指示通りに装着していただきたいと思います。

当院では、矯正治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年3月15日

矯正治療には、様々な方法があります。矯正治療に対する考え方は、矯正専門医の間でも様々なのが実態です。

実際に矯正治療は、どのようなものがあるのか、当院ではどのような治療をすすめるのかを紹介したいと思います。

(1) ブラケット矯正
最もポピュラーな矯正方法です。実績も多く、確実な矯正方法なので、安心です。歯の表面に矯正装置が付くため、見た目で矯正をしているのがわかってしまうのがデメリットになりますが、現在この治療法を超えるものはありません。

矯正器具を目立たないようにするために、歯の裏側(舌側)にブラケットを付ける矯正方法もあります。装置が見えないので、見た目には矯正している事がわからないので、患者さんには人気の高い方法です。しかし、見た目以外はデメリットが多くなるので、選択には注意が必要です。
治療期間・毎回の治療時間・費用・口腔清掃・仕上がりの精度は、通常の表側からの矯正に劣ります。

(2) 床矯正(しょうきょうせい)
取り外し式の矯正装置で、主に子どもの矯正に使われます。取り外して、歯を清掃をする事もできるので、虫歯のリスクを下げる事ができます。また、食事の時に取り外す事ができるのもメリットです。
子どもの矯正で、歯並びがガタガタとしている場合や出っ歯の場合などに、顎を広げたり、顎の成長を良くしたりするのに効果的です。顎が成長する子どもの時に、床矯正をする事で、ブラケット矯正をしなくてもよくなる事もあります。
しかし、細かく正確に歯を移動するのには限界がある治療法なので、成人矯正には不向きです。

(3) マウスピース矯正
コンピューターで診断・設計された透明なプラスチックカバーをはめて、歯を移動させる矯正法です。透明な矯正器具なので、目立ちません。取り外し式なので、食事の時や清掃の時には外す事ができます。
しかし、歯を大きく移動するのは難しいので、適応症例はごく限られています。また、噛み合わせの仕上げ精度が落ちるのが大きなデメリットです。

このように矯正治療は様々な方法があります。見た目が良い治療法が近年人気ですが、この目的は、歯並びを整え、歯の一生の健康づくりを行うという事を理解していただいた上で、矯正方法を決めていくのが良いと言えるでしょう。

当院では、矯正治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年3月 8日

矯正治療は、治療中に痛みが出る場合があります。
「なるべく痛くない治療をしたい」というのは、ほとんどの方が思うところだと思います。確かに、矯正治療は痛みを伴うものです。ただ、常に痛みがあるわけではありません。痛みの想像ばかり膨らんでしまうのは、残念な事のように思います。
矯正治療中の痛みの原因について知っていただき、少しでも安心して矯正治療に望んで欲しいと思います。

<矯正中の痛みの原因>
(1) 歯が動く痛み
矯正装置を付けると、歯の根のあたりにズーンとする痛みを感じる事があります。矯正により歯が動かされていく過程で、"歯を支える顎の骨(歯槽骨)"や歯槽骨と歯をつなぐ"歯根膜"に力がかかり、炎症を起こします。その際に、歯が浮くような重い痛みがする事があるのです。
矯正中、常に痛みがあるわけではありません。矯正装置装着直後に強く感じ、1〜2週間をピークにひいていきます。
痛みの感じ方は、人それぞれですが、常にズキズキと痛む虫歯のような痛みとはまた違った痛みになります。

(2) 食事中の痛み
先に説明した「歯が動く痛み」は、食事中に噛む時に強く感じる事が多くなります。徐々に痛みはひいていきます。特に痛む時には、軟らかめの食事メニューにするなどの工夫で、痛みが軽くなります。

(3) 装置の接触による痛み
装置は、口の中では異物です。装置が口の中の粘膜に接触する事で、口内炎ができるなどして痛みが出る事があります。いつも同じ所に口内炎ができる場合には、装置が接触する部分を改善します。

いかがでしたでしょうか。矯正中の痛みは、歯が動いている証拠です。マイナスイメージばかりが膨らんでしまう事のないよう、痛みについて不安な事がありましたら、ご相談ください。

2017年3月 1日


矯正治療は、歯にブラケットという金具を装着し、ワイヤーを通し、歯を動かしていく"ブラケット矯正"が一般的です。

ブラケット矯正は、実績の多い一般的な方法で、現時点では最も確実な矯正治療法です。
しかし、ブラケットを歯の表面に付けなくてはならないため、矯正中の見た目が気になるという方も少なくないようです。

そのような方のための方法として、白い色のブラケットを使う方法と、目立たない歯の舌側(裏側)にブラケットを取り付ける方法があります。

裏側にブラケットを取り付ける方法では、歯の表面に全くブラケットが見えないため、矯正しているのかどうかがわからない程、自然です。

ただし、デメリットもあります。
・ 歯の裏側に装置が付いているため、舌に当たり、違和感が強い
・ 発音がしづらくなる
・ 通常の表側のブラケット矯正と比較して費用が割高
・ ワイヤーで歯にかかる力がコントロールしづらく、表側ブラケット矯正よりも矯正期間が長くなる事がある

以上のようなデメリットがありますが、矯正装置の見た目が気になる事で、治療を躊躇している方は、嬉しい治療方法でもあります。

矯正治療中の見た目が気になるけど、矯正をしたい!と考えている方は、是非ご相談ください。

当院では、矯正治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

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