歯並びと寿命
2017年6月、米国科学誌「Journal of Dental Research」に歯の健康と寿命の関係を示す論文が掲載されました。
それによると、高齢になっても自分の歯を多く保持している人は、健康で長生きであることを明らかにしています。(健康寿命も長く、要介護期間は短い)
また、歯周病と成人病やがんなどには、優位な相関(関連性)があるとも言われています。
歯周病がある人は、ない人に比べて発がん率が14%も高いという統計がありますし、心臓病のリスクは、歯周病を患っている人の方が数倍高いという報告もあります。
そもそも、大半の歯周病は口腔内のケアをうまくできないことで起こる症状です。そのため、歯並びやかみ合わせが悪い方が、発症リスクは高くなります。
つまり、歯並びやかみ合わせが悪ければ、歯周病の発症リスクが高まり、発がん率や心臓病のリスクが高まるのです。また、歯周病を患うと歯を失うことにつながりますので、それは、その人の健康や寿命に影響するということになるわけです。
もちろん、歯並びやかみ合わせが悪くても、日々の歯磨きなどの口腔ケアをきちんと出来るのでしたら歯周病のリスクが上がることはありません。しかし、実際には歯並びやかみ合わせが悪いと、なかなかきちんとケアできないものです。
つまり、歯並びやかみ合わせを整える歯科矯正を行えば、見た目や精神的な若さを得るだけでなく、口腔内のケアを容易にすることができ、寿命を延ばすことにもつながるかもしれない、ということです。
当院では、患者様によりよい生活をしていただくために、矯正治療を行っております。
ご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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