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2016年11月30日

歯と歯の間があいているすきっ歯。
舌癖などが原因で起こることもありますが、そうでなく、歯と顎の大きさの関係で、すき間ができてしまっている場合では比較的短期間で矯正治療が可能なケースがあります。
これは見ての通りスペースに余裕があるため、歯をならべるスペースを作る必要がなく、歯をきれいに並べればよいだけなので、時間短縮ができます。


また、お子様の歯の生え代わりの際にも、前歯の隙間が大きいという場合には、矯正治療で先に前歯の歯並びを整えておくと、臼歯部の生え代わりの際に臼歯部にきちんとスペースが用意できるので、奥歯の歯並びにも好影響です。


すきっ歯は非抜歯で治療できるケースが大半で、治療もスムーズに進められることが多気ので、不正咬合の中でも比較的気軽に矯正治療を始めていただけるのではないでしょうか。


ただし、舌癖が原因で歯と歯の隙間ができている、歯周病が原因で歯と歯の隙間が広がってきているという場合には、そうもいきません。
舌癖や歯周病などすきっ歯の根本的な原因から直していく必要があります。


当院では様々なケースの症例写真をHPにて公開しております。
ご自身の歯並びと照らし合わせて、ぜひご覧になってみてください。


当院の紹介はこちら
http://www.imamura-ortho.net/

2016年11月23日

前歯が噛み合わず、モノがかみきれない。
このようなお悩みを抱えた方は意外と多くいらっしゃいます。


これはオープンバイト、開咬の状態で、口呼や舌癖、指しゃぶりなどが原因で起こることが多くなります。
上下の前歯が開いた状態になるため、ものがかみきれないだけでなく、発音障害や口腔乾燥の原因にもなります。
また以前にもお話しさせていただいていますが、オープンバイトでは臼歯部に咬合力の負担が集中するため、臼歯部の寿命が短くなるという傾向にあります。


オープンバイトも、なるべく早く矯正治療を始めることをお勧めしたい歯並びです。
小学1~2年生ごろに矯正治療を始めさせていただければ、口腔悪習癖の改善も含め、永久歯列をしっかりと咬合した状態の位置に誘導しながら歯並びを整えられますので、比較的スムーズに治療が進められます。


大人になってからのオープンバイトの矯正は、長年の習癖の改善が難しく、治療に期間が罹ってしまうこともありますので、できれば幼児期からご相談を頂き、生え換わりの始まりと共に矯正治療もスタートさせるのが理想的でしょう。


オープンバイトは歯を失う原因になりやすい不正咬合です。
早目に矯正専門医を受診し、矯正開始しましょう。


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2016年11月16日

過蓋咬合、ディープバイトと呼ばれる歯並びで、かみ合わせが深く、上下の歯でかみ合わせたときに下の歯が完全に隠れてしまう状態です。
遺伝的要素が大きい不正咬合ですが、乳歯の早期喪失が原因で起こることもあります。


この不正咬合は、一見歯並びに問題がないように見えるため、気がつかないで過ごされている方も多くいらっしゃいます。
ですが、深すぎるかみ合わせは、上あごの歯茎が見える、ガミースマイルを引き起こしたり、下の前歯が上の歯茎を傷つけてしまう、顎関節にトラブルが起きやすいなど、審美面以外での問題を起こします。


特に顎関節のトラブルが起きやすく、10代で重度の顎関節症を引き起こし、開口障害などを抱え、矯正に来院されたケースもございます。
また長年、深い咬合を放置していると、40代以降に歯周病進行が早まる原因となったり、額関節の痛みが出てきて苦労することもあります。


深すぎるかみ合わせは、今は問題を感じていなくても、だんだんとトラブルの原因になってきます。
お心当たりのある方は一度矯正専門医でのご相談をお勧めします。


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2016年11月 9日

受け口やしゃくれなどと言われるかみ合わせ。
歯科では反対咬合、下顎前突などと呼ばれます。


このかみ合わせは幼児期にすでにかみ合わせに問題が起きていることが多いのですが、幼児期にはまだ顎骨の成長が少ないため、受け口、しゃくれと言った顔の見た目での影響が出ておらず、あまり気にしていないというケースがあります。


ですが、受け口は顎の成長が始まる前に矯正治療を行うことが重要です。
顎の成長期の前に、正しいかみ合わせに矯正しておくことで、顎の成長を正しく誘導することができます。
実際に当院での症例写真をご覧いただくとわかりやすいのですが、顎の成長が終わった永久歯列で受け口の治療を行っても、口腔内でのかみ合わせは改善されますが、すでに下顎に過成長、上顎に劣成長が起こってしまっている場合には、見た目のしゃくれた印象を大幅に改善することはできません。(それでももちろん正しいかみ合わせに矯正することにメリットがありますが)見た目の改善のためには顎の骨を切るような外科手術が必要になってしまいます。


矯正専門医の間では「受け口は3歳から」ともいわれており、それくらい反対咬合は早目に治療を開始することが重要視させています。


受け口には遺伝的要素も多いため、ご両親のどちらかにそのような傾向の見られる場合にはお子様がまだ小さくても、一度矯正相談にいらしていただくのがお勧めです。


ぜひ、当院の症例紹介ページもご覧ください。
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2016年11月 2日

歯の列がデコボコしているかたは歯列不正でいう「叢生」の可能性が高いと考えられます。


叢生は、歯が重なっていたり、歯列から外れて生えているために、歯を磨きにくく、虫歯や歯周病になりやすいという問題があります。また、歯並びがデコボコしている部分では、上下でしっかりと歯がかみ合っていない歯があることもあります。歯をかみ合わせたときに、上下で当たらない歯は、歯として機能していない可能性があります。モノを噛むこともできず、遊んでいる歯と言うことです。このような歯があると、その分他の歯が咬合力を負担しますので、他の歯の寿命が短くなる傾向にあります。


叢生は、歯のサイズに対して、顎のサイズが小さいために起こることがほとんどです。そのため、永久歯列が生えそろってからではなく、6歳~9歳ごろの歯の生え換わりのタイミングに合わせて、歯並びと共に顎の成長をコントロールしながら行う矯正方法がお勧めです。永久歯列が生えそろい、顎の成長が完了したころに矯正を開始する場合には、どうしても抜歯を必要とする可能性が高まってしまいます。


乳歯列期ですでに歯と歯が重なっている、歯が抜けたが永久歯が生えてくるスペースが明らかに足りないという場合には、早目に矯正相談にご来院いただくことをお勧めします。


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今村矯正歯科クリニック

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