«  2017年5月  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2017年5月31日

悪い歯並びとして、しばしば「すきっ歯」という言葉を使う事があります。

「すきっ歯」とは、歯と歯の間に隙間がある歯並びで、正式名は「空隙歯列(くうげきしれつ)」と言います。

歯と歯の間に隙間があると、口を開けた時に目立つので、悩んでいる人も多い歯並びのひとつです。

すきっ歯は、見た目の悪さだけの問題ではありません。
虫歯やっ歯周病になりやすくなったり、発音がしづらくなるなどの問題があります。また、すきっ歯だと、噛み合わせも悪くなり、1本ずつの歯に負担がかかり悪い影響を与える事があります。

すきっ歯になるのには、2つの原因があります。
・ 生まれつきによるもの
生えてきた歯がもともと小さい場合や、もともと欠損している歯がある場合、歯と顎の大きさがアンバランスな場合に、すきっ歯となる場合があります。

・ 習慣によるもの
小さな頃からの習慣により、すきっ歯になる場合があります。何気なく行っている習慣が、すきっ歯の原因となっている場合、習慣を改善しなければ、矯正治療をした後も、再びすきっ歯になってしまう事があるので、注意が必要です。

なかなか気づきにくいのですが、例えば、舌を前に押し出すような癖は、すきっ歯の原因になる事があります。

すきっ歯は自分で治す事はできません。すきっ歯に悩んでいる場合は一度ご相談いただきたいと思います。
それから、子どもの場合のすきっ歯は少し事情が異なる場合があります。
乳歯列は、正常な歯並びであっても、歯と歯の間に多少の隙間があるものです。隙間がある事によって、永久歯への交換がスムーズにいくようになっているので心配いりません。

当院では、矯正治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年5月24日

矯正治療中は、矯正器具を付けたままの状態で日常生活を過ごします。矯正治療は最低でも1年〜2年かかりますので、長い期間、矯正器具がある状態で過ごす事になります。
日常生活での注意点で、代表的なものをあげていきたいと思います。

<矯正治療、日常生活の注意点>
・ 食後の歯磨き
矯正治療中でなくても、歯磨きは大切ですが、矯正治療中は、特に気をつけて歯磨きをする必要があります。
矯正装置を装着していると、隙間や段差が多くなり、食べカスやプラークが付着しやすくなります。きちんと除去しないと、虫歯や歯周病、口臭の原因となります。それだけではありません。せっかく矯正治療で整った歯並びを手に入れたとしても、虫歯や歯周病で歯がボロボロになってしまっては意味がありません。矯正治療中にひどい虫歯になってしまった場合などは、矯正治療を途中で中断しなくてはならない事もあります。

・ 食事
矯正装置の破損や変形を防ぐために、できればあまり硬いものや、キャラメルなど粘着質な食べ物は控えるようにしましょう。
また、矯正装置を付けた直後など、歯が動いている時は、食事をする時に痛みが強くなる事があります。硬い物を食べると痛みが強くなりやすいので、その時は、軟らかい食べ物を食べるようにしましょう。

・ スポーツ
サッカーやラグビー、格闘技など、顔に強い衝撃を受ける可能性のあるスポーツは注意が必要です。矯正装置が壊れる心配もありますが、装置で口の中を切ってしまう事があります。できれば、スポーツをしている最中は、マウスガードを装着するようにしましょう。

当院では、矯正治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年5月17日

当院では、3000症例以上の経験をもった「矯正専門医」が矯正治療にあたらせていただいています。

矯正専門医とは、どのような基準で定められたものなのかを紹介したいと思います。

日本矯正歯科学会が質の高い矯正治療を患者さんに提供するために、認定医制度をつくりました。合格者には「矯正認定医」の資格を与えられます。

そしてこれよりもより上級ランクなのが「矯正専門医」です。

5年ごとの認定医更新を2回合格した後、更に厳格な審査の後、「矯正専門医」の資格が与えられます。専門医も5年ごとに更新診査を受けなければなりません。現在、矯正専門医は、日本で250名程です。

矯正治療は、一般の歯科診療とは異なる点が多く、特殊な歯科治療だといえます。
ところが、現在の法律では、歯科医であれば誰でも矯正治療の経験や技量を問われずに、矯正治療を行う事ができます。

実際に、矯正をカンバンに掲げている歯科医院でも、院長先生が短期の臨床経験者であったり、興味本位から1.2度の講習を受けた事のみで矯正治療を請け負ってしまうケースも、存在するようです。

安心して矯正治療を受けていただくのには、高度な技術と経験を持った矯正医を受診していただきたいと思います。

当院では、矯正専門医が矯正治療にあたらせていただきます。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年5月10日


"口呼吸"という言葉を聞いた事がありますか?
口呼吸とは、口で呼吸をする事です。本来、人は鼻で呼吸をするように出来ています。ところが、風邪や鼻の病気などがきっかけで、口で呼吸をするようになってしまう事あります。

口呼吸は、歯並びと大きく関係しています。
口呼吸は、歯並びを悪くします。また、歯並びが悪いと口呼吸になってしまう事があります。

正しい歯並びは、舌が前歯を押し出す内側からの力と、口の周りの筋肉が歯を締め付ける外側からの力の両方が存在している事で、歯を正しく並べています。

ところが、口呼吸をしていると、口の周りの筋肉のしまりが悪くなり、前歯においては、内側からの力の方が大きくなるため、前歯がどんどん前に出てきてしまい、上下の歯の間に隙間ができてきてしまいます。

また、舌の位置が下がるため、奥歯においては、外側からの力が大きくなり、歯列が内側に押されて乱れてきます。

歯並びが悪い事によって、口呼吸になってしまう場合もあります。歯が飛び出していたり、上下の前歯が噛み合っていない"開咬(かいこう)"になっている場合、唇をうまく閉じる事ができず、常に口が開いたままになってしまう事があります。
常に口が開いていると、無意識のうちに口呼吸をしてしまいます。

このように口呼吸は、歯並びにとって、悪循環を引き起こしてしまう頃あります。小さなうちから鼻呼吸を習慣づける事が大切です。
口呼吸は、歯並び以外への影響も大きく、風邪をひきやすくなったり、虫歯や歯周病になりやすくなるという悪影響もあります。

口呼吸は、百害あって一利なしです。早めに改善できるようにしていくのが良いでしょう。

当院では、矯正治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年5月 3日

矯正治療をしていると、そうでない時と比べて、「口臭がするようになった」と感じる方が多いようです。

矯正装置を装着すると、口の中に汚れが溜まりやすくなり、口腔内環境が悪化する事が原因だと考えられます。

矯正治療中の口臭の原因と、対策について説明していきたいと思います。

(1) 汚れが溜まりやすく、磨き残しが多くなる
矯正装置は、とても複雑な形をしています。ブラケット矯正では、歯の1本1本にブラケットという器具を付けて、ワイヤーを通します。歯と装置の間などに、食べカスやプラークなどの汚れが溜まりやすくなり口臭につながります。また、溜まってしまった汚れを、きれいに除去するのも難しいため、口臭が強くなります。
なるべく、きれいに汚れを落とすのが一番ですが、矯正装置を付けていると、どうしても汚れは溜まりやすくなります。時間をかけて丁寧に磨く習慣をつけましょう。歯ブラシだけでは、矯正装置の隙間の汚れを除去する事ができないので、一束の筆のようになった"ワンタフトブラシ"や"歯間ブラシ""矯正専用の歯ブラシ"をうまく利用するようにしましょう。

(2) 歯ぐきの炎症や口内炎などのトラブル
矯正装置を装着していると、装置が口の中の粘膜に当たり、粘膜を傷つけたり、炎症を起こしたり、口内炎になってしまう事があります。ひどくなると膿ができて悪臭が発生する事があります。
繰り返し炎症が続いたり、何度も口内炎になる時には、装置の調整をする事で、多少改善する事があります。

いかがでしたでしょうか。主に、口の中の汚れが直接臭いに繋がる事が多いようです。毎日の清掃習慣がとにかく大切ですが、自分だけでは取り除けない汚れもあります。定期的に歯科医院で除去する事も大切です。

当院では、矯正治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

« 2017年4月 | メイン | 2017年6月 »

今村矯正歯科クリニック

今村矯正歯科クリニック

歯科に関する情報をブログで発信していきます。 ぜひご覧になってくださいね。

今村矯正歯科クリニック
http://www.imamura-ortho.net/