2016年1月

「矯正装置の見た目が気になりなかなか矯正がはじめられない」

矯正のご相談に来られる患者さまから良くお伺いする悩みの一つです。

ですが、このお悩み。
「歯並びが悪い見た目」のままでいることは気にならないのでしょうか？

個人的な意見かも知れませんが、矯正装置が付いている1、2年の見た目よりも、悪い歯並びのままこの先何十年と過ごしていくことの方がかなり気になります。

日本では矯正装置の見た目を気にされる方が多いですが、アメリカやヨーロッパでは、矯正治療中の人も矯正装置を恥ずかしがることはなく、むしろ装置をカラフルにして、ファッションの一部として楽しんでいる人もいます。
また、就職活動で、「歯並びの悪い人」と「矯正装置を付けている人」で採用を迷った場合、「矯正装置を付けている人」の方が採用されるという話もあります。

矯正装置の見た目が気になるのはほんの1，2年です。その期間を終えれば、きれいな歯並びで歯の見た目を気にすることなく過ごせる毎日が待っています。

矯正治療に興味のある方はぜひ一度ご相談いただければと思います。

当院の紹介はこちら
http://www.imamura-ortho.net/

予防歯科先進国として知られるスウェーデン。

30年ほど前から、予防歯科に国を挙げて取り組んでおり、予防歯科先進国として世界の予防歯科をけん引しています。

スウェーデンでは20歳未満の子供の歯科治療費はすべて無料。
そしてなんと矯正治療も無料なのです。

なので、ほぼ100％の人が、歯並びに問題があれば幼少期に矯正治療を終えているため、歯並びの悪い大人というのはほとんど見かけません。

日本もそうなってくれたら・・・
と、思ってしまいますが、矯正治療が「無料」なのは、歯科材料が安いとか、歯医者の人件費が安いからとかそういったものではありません。

高い消費税、所得税を納めることにより、福祉を充実させ、公費で矯正の費用を全額国が負担しているからです。
消費税は、ものによってですが20％以上、所得税も30％前後と高く、今の日本でこんな税率になったら間違いなく暴動がおこるでしょう。

日本人は本当に歯並びが悪いまま大人になってしまう方が多いように感じます。
できれば、少しだけでも矯正治療に補助などができると、多くの人が気軽に矯正治療を利用できるのではと思います。

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アングルの分類という歯並びの分類があります。

これは矯正歯科では非常に重要とされている分類で、不正咬合の判断基準の一つになります。

ご自分でも簡単に確認することができますので、ご興味のある方はぜひ鏡を見てみてください。

歯を上下で自然にかみ合わせます。

その時に、上下の歯はどのようにかみ合っていますか？

アングルの分類Ⅰ
上下の第一大臼歯（六歳臼歯）を見てみて、下の方が少し前の方に出ていて、上の歯の前の咬頭(歯の頂点)が下の歯の溝部分にはまっている状態。

この状態が一番、かむ力を最大限に引き出せる歯並びであるといわれています。

ちなみに、これより上の歯が前に出てしまっている状態をⅡ級、後ろに来すぎている場合をⅢ級と言い、どちらも不正咬合と判定されます。

矯正治療では、ほとんどの場合このアングルのⅠ級で歯が噛み合う状態を目指して治療を行っています。

ご自身の歯並びはいかがでしたでしょうか？

気になる方は、ぜひご相談にいらしてください。

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今村矯正歯科クリニックでは小児矯正にも力を入れています。

小児の時期から矯正治療に取り組むことで、顎の成長を利用した矯正ができ、非抜歯矯正の可能性が高まるからです。

ですが、大人になってしまったら、もういつ矯正をしても同じか？

これに関しても、できるだけ早い時期に矯正治療を始められることをお勧めします。
40歳で始めるよりも、30歳で。30歳で始めるよりも20歳で。
若い程骨の代謝が良く歯の移動時間の短縮になり、少しでも早い時期に矯正治療を行った方が、そのあとにおこる、不正咬合によるデメリットを防げる、矯正治療の恩恵を長く受けていただくことができると考えているからです。

また、大人になってからも歯並びは変化します。特にひどい歯列の乱れ、不正咬合がある場合は、それが長い期間を通じで徐々に悪化していくケースが少なくありません。
歯周病を発症した場合などは特に著しく悪化することもあります。

「小さいころから歯並びがコンプレックスだ」
「いつかは矯正したい」

そんな風に思われている方は、一日も早く、ご相談していただき、悩みを解消していただきたいと思っています。

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