開咬と歯を失うリスク
開咬=オープンバイト
上下の歯をかみ合わせたときに、上下の前歯が届かずかみ合わない歯並びです。
見た目でわかる開咬もあれば、よく見ると開口になっているというようなわかりずらいケースもあります。
前歯がかみ合わないと言うことは、食べることや、発音にも影響をしますが、それ以外にも咬合力を奥歯に偏らせることにも繋がります。
前歯と奥歯ではかみ合わせの負担のかかり方が違い、その役割を分担していますが、開咬では、全ての咬合力を奥歯が受け持たなくてはならないため、奥歯に過度の負担がかかります。
そのことにより、開咬の患者さまには奥歯の状態が悪い方が多いという特徴があります。
実際に、日本で行われる歯科実態調査では、80歳で20本以上自分の歯が残っている人(8020達成者)では、開咬の不正咬合を持つ人はいなかったという調査結果が出ています。
開咬は見た目ですぐにわかるようなケースや、発音に障害が出るケースでは、子供のうちに矯正治療をされている方もいますが、わかりずらいケースでは、若年層では不具合を感じにくく、治療をされないケースが目立ちます。
ですが、開咬は必ず、奥歯の寿命を縮める原因になります。
不正咬合の中でも、開咬は特に矯正治療を行うことをお勧めします。
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