大人の矯正治療と歯周病(2)
大人の矯正治療では、虫歯よりも歯周病への注意が必要であるというお話をさせていただきました。
歯周病とは、歯周病菌により歯周組織が破壊されてしまう病気です。
簡単にお話しすると、歯周病菌により、歯が植わっている歯槽骨が溶かされていってしまう病気です。
歯周病には噛みあわせなどの「力」が大きく関係していると考えられています。
噛みあわせの強い部分や、噛み癖のある部分に歯周病が限局的に進行していることがあります。
そんな歯周病の状態で矯正治療を開始してしまうとどうなるでしょう。
矯正装置で外から力を加えることにより、その部分の歯周病が進行してしまうことがあるのです。
また、矯正装置を付けることにより、清掃が困難になり、歯周病菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうこともあります。
そのため、歯周病がある場合は、先に歯周病の治療をしなくてはいけないことがあるのです。
今村矯正歯科クリニックは、歯周病の治療は専門外としておりますので、かかりつけの歯科医院での治療をお願いいたします。
もし、かかりつけ歯科がない場合も、当院で信頼できる歯科医院をご紹介することができますのでご相談ください。
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