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2015年8月12日

仮に歯の移動をX線写真のヒトコマ撮りをしてそれをつなげれば、歯がいかにも骨のなかを泳ぐように移動しているように見えるかもしれませんが、その裏では、歯は歯槽骨の「破壊」と「新生」という組織変化に助けられて、硬いはずの骨のなかを前進するのです。

どのくらいが適当な矯正力かといえば、調節した2~3日に多少の違和感があり(人によっては「多少の痛み」と感ずる程度)、数日後はその違和感も忘れるといった感じが理想でしょう。順調なら月に0.8ミリ程度の移動量といわれます。

矯正するにあたって大切なことは、どの歯を動かし、どの歯を動かしてはいけないか、被移動歯と固定源を明確にすることです。
歯槽骨は、老若(ろうにゃく)にあまり関係なく、外力が与えられれば吸収します。しかし、骨の「新生」となる話が違います。

「親子でスキーに行って同じ場所を骨折した場合、どっちが早く治ると思う?」と患者さんに聞くと、「子供が先」と、多くの方が答えます。
実際は若い人のほうが、「骨を造る細胞が元気だから」なのです。大人の矯正と子供の矯正との違いはたくさんありますが、新しい骨ができなければ歯は安定しないので、その意味では子供が早いということになります。

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今村矯正歯科クリニック

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