歯並びに対する意識 ~日本と欧米の文化の違い~
日本人と欧米人では、歯並びに対する意識が大きく違います。
欧米では、子供の歯並びに対し、親がきちんと矯正治療をおこない、きれいな歯並びを保つということが、一種の社会的なステータスがあるという考えがあります。
子供の矯正治療をおこなわない親は、親としての責任を果たしていないという捉え方があるほど、矯正治療に関しては皆、積極的に取り組んでいます。
また、欧米は、多人種、多言語の中、言葉が通じない分、美しい歯並びでスマイルし、日本人にとっては大げさに感じるジェスチャーを加えて会話することによって、相手とのコミュニケーションを図ってきた文化があります。
一方、日本は島国であり、一時的に鎖国していたような時期もあるほど、昔から多人種との関わり合いが少なく、初対面で自分を好印象に見せる必要性が、少なかったことから、歯並びの整った美しいスマイルが、欧米ほど需要ではなかったとも推測されます。
日本と欧米では、健康保険制度にも違いがあります。
日本での歯科治療は、国が定めた基準の医療保険が適用され、自己負担が治療費の3割に抑えられます。しかし、欧米の国によっては、民間の保険に入るか、実費で治療費を払う仕組みになっています。
治療費の自己負担が大きいため、虫歯や歯周病にかからないように、歯並びを整えたり、オーラルケアに力を入れる文化が根付いています。
留学する予定のある方、今後グローバルに仕事をしていきたい方は、一度歯並びのチェックをされてみてはいかがでしょうか。
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