八重歯になる原因
八重歯とは上顎の犬歯(前から数えて3番目の歯)が片側一本、または両側二本とも唇側に飛び出している歯のことをいいます。男性よりも女性に多く、一本の場合は右側よりも左側が八重歯になることが多いようです。
八重歯になる原因としては、遺伝的に顎の骨が小さいことや、上顎の犬歯は乳歯から永久歯に生え変わる時期が他の歯より遅いため先に生えた歯にスペースを取られてしまうことなどが考えられます。
また、歯の大きさが大きい場合にも顎の大きさとのバランスがとれず八重歯になってしまうようです。
何れにしても幼少期の顎の発育不足が影響していることは間違い有りません。
八重歯にならないためには、子供のことから固いものをしっかりと噛んで食べる習慣を付け、顎の骨を鍛えておくことがとても大事です。
乳歯のうちから歯並びが悪いお子様や、遺伝的に顎の骨の小さいお子様は顎の骨を広げる矯正治療を受けることにより、永久歯の生えてくるスペースを確保できるため、
八重歯になるリスクを減らすことが可能です。
八重歯のデメリットとしては、咬み合わせ上、犬歯という特別に重要な役目を果たせない事があげられます。これが顎関節障害の誘因にすらなり得ることです。
また、歯並びが悪いため歯ブラシが細かいところまで届きにくく、虫歯や歯周病になりやすかったり、食事の際に唇や頬の内側を噛んでしまい、口内炎になってしまうこともあるようです。
大人になってからでも矯正治療は可能ですので、歯並びでお悩みの方は歯医者さんで相談してみてはいかがでしょうか。
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