目立たない矯正装置 ~器具の色について~
前回のブログで、矯正器具を目立たなくするための手法として
1、器具をつける位置を裏側に変える
をご紹介させて頂きましたので、今回はもう一つの方法、
2、器具の色を、歯と同色に近づける
についてご紹介させて頂きます。
器具の色を歯と同色に近づけて目立たなくする方法には、主に以下の3つの器具が有効です。
ⅰ、マウスピース矯正
ⅱ、セラミックブラケット
ⅲ、ホワイトワイヤー
今回は、上記ⅰ、マウスピース矯正についてご紹介します。
マウスピース矯正とは...
ワイヤーやブラケット等を使わずに、少しずつ形を変化させた透明なマウスピース型の矯正装置を装着することで歯を動かしていく矯正法です。
マウスピース型の矯正装置のメリットとしては、
・透明なマウスピースを付けているので目立ちにくい
・ワイヤーなどを使わないので、口腔内を傷つける心配もない
・金属を使わないので金属アレルギーの方でも安心して治療が受けられる
・取り外しが出来る歯磨きや食事、会話などに支障がなく、虫歯にもなりにくい
・同じく取り外しが出来るのでホワイトニングなど、他の審美歯科治療と併用できる
といった事が挙げられます。
逆に、デメリットとしては
・長時間装置(1日17時間以上)をつけていなければ効果が薄い
・どの症例にでも適用できる訳では無い
・装置を付けるのが面倒になってしまう
・中でも一番のデメリットは仕上げの精度が悪いこと (しっかりと咬み合わせを仕上げにくい)
といった事が挙げられます。
また、ひとことでマウスピース矯正と言っても、代表的なアソアライナーやインビザラインをはじめ、イークライナー、DENマウスピース、オペラグラス、アクアシステム、エシックス等、さまざまな種類がありますのが、いずれも問題点が大きい治療法ですので十分に検討する必要があります。
矯正治療が目立つのが嫌で治療に踏み切れないという方は、ぜひ一度ご相談にお越しください。
患者様に合った方法をご提案させて頂きます。