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2018年7月11日

矯正治療は審美面の改善要素が強い治療と考えられており、一般的には保険適用外の自由診療となります。

しかし、じつは保険適用となる場合もありますので、今回はその2つの条件を説明しましょう。

条件1 唇顎口蓋裂、鎖骨・頭蓋骨の異形成など、厚生労働大臣が認める先天性疾患を患っていること

保険適用のためには、一般的に厚生労働省の定めた疾患である必要があり、歯科矯正についても同様の疾患が定められています。
基本的には先天性の疾患が主です。
そのため、歯科矯正を行うような歯並びの悪さがある人は、顎口腔機能診断施設に指定されている医療機関で診断を受けてみましょう。


条件2 顎変形症の外科手術を受ける

顎変形症の治療のために既定の外科手術を受ける必要のあるような症状でなければいけません。
具体的には、顎の変形が大きく「顎の骨を切る」ような手術を受ける必要がある場合です。

上記の条件を満たせば、歯科矯正治療に保険が適用されます。

分からないことがあれば、歯科医師に相談してみましょう。


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http://www.imamura-ortho.net/

2018年7月 4日

歯科矯正を行うにあたって、多くの歯科医師で抜歯が行われています。

しかし、患者様の中には、健康な歯をわざわざ抜くことに抵抗のある人も多いのが事実でしょう。

そして、実際には抜歯することなく歯科矯正を行うことができることが意外に多いことも、事実です。

そのような状況で、なぜ抜歯を行うのでしょうか?

その理由は、以下のようなものです。

・前歯を移動させやすく、口元の改善が容易になる
・歯科矯正の支点とする奥歯の負担を減らす
・矯正期間を短くする

つまり、比較的短期間にはっきりとした改善が出来ということで、結果的に患者様の負担を小さくすることが考えられます。しかし、じつは、非抜歯の可能性を捨て去ることで治療の難易度を下げている現実も注意が必要です。

また、抜歯の結果、「歯槽骨が痩せる」「歯の移動距離が伸びて、治療期間が余計にかかる」「噛む力が弱くなる」などのデメリットの可能性があることも、忘れてはいけません。

もちろん、抜歯しなければ治療できないような場合は抜歯すべきです。しかし、抜歯するのは最後の手段として、健康な歯を少しでも多く残すのが、本来の治療ではないでしょうか?

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今村矯正歯科クリニック

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