かみ合わせのずれを防ぐ
かみ合わせのずれには、いろいろな原因がありますが、日頃の生活習慣が大きく影響しています。
小学生くらいまでは顎が成長している時期ですので、このころの生活習慣はもっとも大きく影響するでしょう。
しかし、その後、永久歯が生え揃ったあとでも、生活習慣はかみ合わせに影響します。
悪い習慣が続けば、かみ合わせをずらしてしまうのです。
ただ、それは逆に、生活習慣を見直し、きちんと対処することで、多少のずれは修正し、防ぐことができるということも表しています。その方法をいくつか紹介しましょう。
1. 悪い癖をやめる
次のような癖のある人は、すぐにやめるようにしましょう。
・頬杖
・はぎしり、くいしばる癖
・片方だけで噛む
・指しゃぶり
・舌で前歯を押す
・舌を下げる(平常時に上の前歯の裏ではなく、下の前歯の裏に舌先が当たっている)
・口呼吸
2. 固いものを良く噛んで食べる
食事では、左右両方の奥歯でバランス良くしっかりと噛むことが重要です。
3. 舌の筋肉を鍛える
特に1.で紹介した舌を下げる癖のある人は、舌の筋肉が衰えてしまっていることが考えられますので、舌の筋肉を鍛えることが重要です。
鍛え方は様々ですが、簡単なものは、以下の動作を1日に30回行う「あいうべ体操」と呼ばれるものです。
(1)「あー」と大きく口を開く
(2)「いー」と大きく口を横に広げる
(3)「うー」と強く口を前に突き出す
(4)「ベー」と舌を大きく下へ伸ばす
上記の3点を実施することで、かみ合わせのずれを防止、修正するだけでなく、滑舌が良くなったり、ほうれい線が薄くなったりするなどの効果も期待できます。
ただし、目で見て分かるような大きなずれは、これらではなかなか改善されません。そんな時は、ぜひ歯科医師にご相談ください。
当院では、3,000例以上の治療実績がある専門医が矯正治療を行っております。ご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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