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2017年4月26日

歯並びは、口元の印象を左右します。口元からキレイな整った歯並びが見えるというのは、とても印象が良いものです。
口は、顔の中心に位置しているので、顔全体の印象にも影響します。

そして実は、それだけではありません。歯並びは、口だけでは無く、顔立ちにも大きく影響しています。歯並びが悪いと、顔立ちまでも歪ませてしまうのです。

歯並びが悪いと、噛み合わせが悪くなります。
噛み合わせが悪いと、特定の歯に過度な力がかかってしまうため、周辺の筋肉が均等に使用されず、筋肉量が多いところと少ないところがでてきてしまいます。

顔には、たくさんの筋肉があります。これはは、20種類以上にもなります。そのほとんどが、口の周りを一周する口輪筋とつながっています。その中で、口や顎周辺の筋肉が均等に使用されていないと、筋肉量が多いところと少ないところができてしまうと、顔自体が歪んでしまうのです。

歯並びが悪いいと、顔が歪んでしまい、それによりますます歯並びが悪くなり、噛み合わせが悪くなるという悪循環になってしまいます。

歯並びが整えば、噛み合わせの悪さも改善され、顔の歪みの解消にもつながります。身体全体の筋肉のバランスも良くなります。

歯並びは、歯や口だけの問題ではありません。整った顔立ちや、健康な身体にもつながっているのですね。

当院では、矯正治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年4月19日

反対咬合(はんたいこうごう)とは、いわゆる「受け口」の事です。
反対咬合は、下顎が上顎よりも過度に成長する場合や、上顎の成長が少ない場合に見られます。遺伝的な骨格が原因になる事が多く、父母や祖父母に反対咬合の方が居る場合は、反対咬合になる確率が高くなります。

反対咬合は、顔の雰囲気にも影響しますので、お子さんをお持ちの方は、お子さんの反対咬合は気になるところでしょう。

反対咬合の治療は、いつから開始するのが良いのでしょうか。
反対咬合には、2つのタイプがあります。1つは「歯の傾きによって反対咬合になっている」場合、2つめは「上下の顎の大きさが違う」場合です。

歯の傾きによって反対咬合になっている場合には、永久歯の生え変わりで自然と治る事もあるので、様子を見る場合があります。

一方、上下の顎の大きさが違う事により反対咬合になっている場合には、自然に治る事がありません。顎が成長するに従って、反対咬合がひどくなってしまう可能性があるので、顎の成長が始まる頃には治療を開始するのが良いでしょう。
早ければ、3歳〜4歳から取り外しのできるムーシールドとう矯正器具を使って治療を開始する事が可能です。
ただし、矯正治療は、子どもの協力が必要です。どうして矯正治療をするのか、矯正器具をつけなくてはいけないけど大丈夫か、など子どもとしっかりと相談した上で、治療開始時期を決めていくのが良いでしょう。

3歳では、まだまだ理解が難しいかもしれません。ただ、この位の時期から、相談していただければ、お子さんの歯並びの状態・心の成長の状態をよくみた上で、適切な時期に治療を始める事ができるでしょう。

当院では、子どもの矯正治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年4月12日


普段何気なく行っている、癖。もしかしたら、その癖が悪い歯並びをつくっている事があります。歯並びは、舌とお口の周りの筋肉に押されるようにして、その中央に位置するように並んでいます。様々な癖により、歯に異常な負荷がかかると、その力によって顎の骨の形が変わり、歯並びが悪くなります。

次のような癖がある場合には、注意が必要です。
(1) 指しゃぶり
指しゃぶりを長く続けていると、出っ歯や開咬(かいこう)になりやすくなります。3歳くらいまでの指しゃぶりは、成長段階での行為ですので、心配は入りません。4歳〜5歳になっても、長時間指しゃぶりをする癖がある場合には、歯並びに影響をする事あるので、早めに止めさせるように促す必要があります。

(2) 口呼吸
口呼吸をしていると、長時間、口を開けっ放しにしている事が増え、常に下顎と舌の位置が下がっている状態になり、顎の幅が狭くなったり、前歯が前方に出やすくなったりします。
また、歯並びが悪いと、口をうまく閉じる事ができずに、口呼吸になるという逆のパターンもあります。

(3) 舌唇を咬む癖
下唇を咬む癖があると、出っ歯や下の歯並びの凹凸の原因になります。

(4) 舌を出す癖
物を飲み込む時に、舌を出す癖がある場合、開咬になりやすくなります。開咬とは、奥歯を噛み合わせた状態の時に、前歯が噛み合なくなる状態です。

(5) 物を咬む癖
シーツや、爪などを咬む癖がある場合は、前歯が目に引っ張られる力が加わり、前歯がずれたり、前歯の1本が飛び出たような歯並びになります。

(6) 頬杖
頬杖は、特定の歯に負荷がかかったり、顎を歪ませたりして、奥歯の噛み合わせを悪くします。また、うつ伏せや横向きで寝る癖がある場合も同様に、奥歯の噛み合わせが悪くなる事があります。

いかがでしたでしょうか。普段何気なくしてしまっている"癖"。歯並びに悪い影響を与える事があります。ご自分の癖はどうでしょうか。何か当てはまる場合には、もしかしたら歯並びに影響しているかもしれません。

当院では、矯正治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年4月 5日


不正咬合の中に「過蓋咬合(かがいこうごう)」という噛み合わせがあります。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。

過蓋咬合は、噛み合わせが深い状態で、前から見た時に上の歯が下の歯を根元まで覆ってしまうような状態です。
歯並びがデコボコとしているわけでは無いので、一見して"歯並びが悪い"とは感じにくいかもしれません。自分自身では気がつかない事も多く、検診で指摘されて気がつく事も多いものです。

過蓋咬合を治した方が良い理由は次のようなものがあります。
・ 顎関節症になりやすい
過蓋咬合になっていると、下顎が自由に動きにくくなるため、顎関節症になりやすくなります。

・ 前歯が虫歯になりやすい
上の前歯が乾燥しやすくなるため、虫歯になりやすくなります。

・ 歯周病になりやすい
下の前歯が、上の前歯の根元を裏側から常に刺激する状態なので、上の前歯が歯周病になりやすくなります。

・ 口内炎ができやすい
下の前歯が、上の前歯の歯ぐきを刺激する事によって、口内炎ができたり腫れたりする事あります。場合によっては、下の歯を削り、刺激を減らすようにしなくてはなりません。

いかがでしたでしょうか。「過蓋咬合」という言葉には、あまり馴染みが無いかもしれませんが、悪い噛み合わせのひとつとして、覚えておくと良いでしょう。

当院では、矯正治療を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

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