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2017年2月22日


矯正方法のひとつに"部分矯正"という方法があります。

部分矯正とは、歯並びの一部を部分的に矯正する方法です。全体を矯正する必要がある場合に比べて、施術箇所が少なくて済むため、費用が安くなります。

部分矯正は、主に前歯部分のみ矯正する場合に行われます。前歯の中が何本か傾いている場合、歯と歯の間に隙間がある場合、歯が少し重なっている場合など、十分な診査の上、部分矯正だけで治療が可能かどうかを判断します。
歯並びの印象は、前歯でほとんど決まります。噛み合わせに問題が無く、ちょっとした前歯の乱れを治すのであれば、部分矯正で十分な事もあります。

部分矯正にはメリット・デメリットがあります。間違った判断をしてしまうと、後戻りしてしまったり、噛み合わせが悪くなるなど、悪い影響がでてしまう場合があるので、メリット・デメリットを踏まえた上で、慎重に判断をする事が必要です。

<部分矯正のメリット>
・ 全体矯正に比べて費用が安価
・ 全体矯正に比べて、短期間で治療が完了する
・ 矯正装置も大掛かりなものでなく、装置のための不快感や痛みが少ない

<部分矯正のデメリット>
・ 診断、治療が難しく、前歯のゆがみが奥歯の噛み合わせと関係がある場合、前歯を部分矯正しても"後戻り"してしまう事がある
・ 装置をつける歯が限られているため、動かしたくない歯へ負担がかかってしまう事があり、負担がかかると、結果的に全体の噛み合わせを崩してしまう事がある。

このように、部分矯正は、全体矯正と比べて治療期間や治療費を抑えられる有効な方法だと言えますが、診断を間違ってしまうと、うまく治療ができないばかりか、全体の歯並びに悪い影響を及ぼしてしまう事があります。
当院では、経験豊富な矯正専門医が、きちんと診査した上で、治療方法を決定します。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年2月15日

子どもの指しゃぶり。小さな乳幼児の場合は、指しゃぶりをする事は、成長において自然な事です。しかし、4歳・5歳になっても、長時間指しゃぶりをしているとなると、歯並びに影響する可能性があるので、注意が必要です。

指しゃぶりは、歯並びへの影響は次のようなものがあります。
(1) 開咬(かいこう)
奥歯で噛んだ時に、上下の前歯が噛み合ない状態です。指をくわえている時間が長いために、上下の前歯の間に隙間が出来てしまっています。

(2) 上顎前突(じょうがくぜんとつ)
いわゆる出っ歯です。特に親指を指しゃぶりする癖のある場合、親指で、上顎を前方に押す力が働くため、上顎前突になりやすくなります。

(3) 交叉咬合(こうさこうごう)
上の歯列の幅が狭くなり、奥歯の噛み合わせが横にズレてしまった状態です。

長時間の指しゃぶりは、歯に通常ではかからない力が加わり、悪い歯並びをつくってしまいます。

また、指しゃぶりは、歯並びだけでなく、口の機能への影響を及ぼします。
発音が不明瞭になり、タ行やサ行が上手く発音できなくなったり、食事をする時に口が開いたままになったり、舌たらずな話し方になるなどです。

とはいえ、指しゃぶりをする事で、精神的安定を得ている子どももたくさん居ます。3歳頃までは、成長過程として見守り、3歳を過ぎたら、理解力が高まるので、子ども自身に指しゃぶりと止める目標を作ってもらうなど、工夫して止めていけるように促すのが良いでしょう。

当院では、矯正治療・指しゃぶりなどの癖の相談を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年2月 8日

一口に"悪い歯並び"といっても、色々なタイプの歯並びがあります。
今日は、代表的なものをいくつか紹介したいと思います。

(1) 叢生(そうせい)
歯が真っすぐに並ばず、デコボコした状態です。「乱杭歯(らんぐいば)」「八重歯(やえば)」と言われる事もあります。歯に対して、顎が小さく、並びスペースが足りない場合に起こります。

(2) 上顎前突(じょうがくぜんとつ)
いわゆる「出っ歯」の事を指します。上の歯列全体か、上顎が大きく前に突き出ている状態です。上顎の過成長や、下顎の成長が不十分な場合に起こります。また、舌で前歯を押す癖や、指しゃぶりの癖が、長期間、長い時間に渡って行われていると出っ歯になる事があります。

(3) 下顎前突(かがくぜんとつ)
いわゆる「受け口」の事を指します。舌の歯列全体か、下顎が大きく前に突き出ている状態です。食べ物が噛みにくく、発音が不明瞭になるなどの影響がでます。

(4) 過蓋咬合(かがいこうごう)
上の歯列が、下の歯列に深く被さっている状態です。前から見た時に、下の歯がほとんど見えていない事もあります。深く噛み込んだ歯が、歯ぐきを傷つけてしまったり、物を噛みづらいなどの影響があります。

(5) 開咬(かいこう)
奥歯を噛み合わせた時に、上下の前歯の間に隙間ができてしまう状態です。前歯で物を噛み切る事ができず、食事がしづらい状態です。空気が抜けてしまうため、タ行やサ行が言いづらいなど、発音にも影響があります。指しゃぶりが原因となって起きる事があります。

細かな事を言ったら、まだまだ悪い噛み合わせはあります。明らかに歯並びがガタガタになっている場合以外は、自分では気がつかない事もあります。

歯並びは、見た目だけでなく、虫歯や歯周病にも影響します。将来にわたって、長く歯を健康に保つためには、整った歯並びで、しっかりと噛める歯である事は、良い影響をもたらします。

当院では、矯正歯科を行っております。ご自分の歯並びで、ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。

2017年2月 1日

矯正治療というと、子どもが行うイメージがある方もいらっしゃいますが、最近では、大人になってから矯正治療を行う方が増えています。

矯正治療は、大人になってからでも行う事ができる治療法です。

矯正を行う事により、見た目が美しくなるだけでなく、虫歯や歯周病の予防になり、美味しく食事をする事ができます。

成人の場合、歯周病に罹患する人、またはその予備軍は8割になると言われています。整った歯並びは、歯周病から歯を守る事にもつながり、結果、歯の寿命を延ばす事につながります。

矯正治療は、いつからでも可能です。
ただし、歯の移動には、骨の代謝や改造能力が関係するため、年齢が高くなればなるほど、反応が鈍くなり、矯正治療の期間が延びてしまう傾向にあります。

矯正治療をしたい!と思うきっかけは人それぞれです。
子どもの頃は気にしていなくても、就職活動をきっかけに気になったり、恋愛がきっかけで気になる事もあるでしょう。

矯正治療により、整った歯並びを手に入れると、精神的にも良い影響があります。自分に自信を持てるようになります。また、笑顔に自信が出て、笑う事が多くなったと感じる人も多いようです。

ですから40代50代でも、歯並びを治したい!と考える場合には、是非相談していただければと思います。

当院では、矯正治療を行っております。大人の矯正治療についてご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 http://www.imamura-ortho.com/seijin-kyousei.html


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