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2015年11月25日

マルチブラケットには、金属性のものと、セラミック製の審美的に優れたものとをお選びいただけるというお話を以前させていただいているかと思います。
ブラケットは、金属性でもセラミック製でも、治療結果に変わりはありませんので、見た目と費用の問題だけを考えて選んでいただければよいかと思います。


そして、実はブラケットだけでなく、矯正装置のワイヤーにも種類があります。


ワイヤーにはあらかじめ、曲ったワイヤーを使用し、既成の歯並びに歯を動かしていく「ストレートワイヤー法」というものと、術者が患者の歯並びに合わせてワイヤーを曲げて、その人に適した歯並びにしていく「スタンダードエッジワイズ法」という種類があります。


ストレートワイヤー法は、術者の技量に左右されにくいため、最近急速に広まっています。


ですが、当院ではストレートワイヤー法は使用せず、スタンダードエッジワイズ法での矯正治療を行っています。


一人一人に合わせてワイヤーを調整するため、手間も時間もかかります。
ですが、個々のケースに合わせて細かい調整をしながら歯並びを作っていくことができるため、自然で無理のない歯並びにすることができ、後戻りも少なくすることができます。


スタンダードエッジワイズ法は高い技術力を必要とするため、採用している歯科医院はわずかです。


当院では矯正専門医である院長が対応させていただきます。
http://www.imamura-ortho.net/0505skill/

2015年11月18日

矯正治療は早くはじめたほうがいい。


多くの親御さんはそのように考えられていると思います。


矯正のご相談に来られる方も小学生3年生ごろからが多いように感じます。


ですが、歯並びの問題によっては、さらに幼いころからの矯正治療が有効であることをご存じでしょか?


3歳児検診では歯科の項目があります。
そこで「歯列不正」を指摘され、その内容が「受け口」であったら。


ぜひ、早めに矯正専門医で相談を受けてください。


以前は、3歳児検診で受け口を指摘されても、永久歯列期まで経過観察と言われることもあったかと思います。


しかし最近の研究データでは、3歳時に受け口であった場合、自然治癒するのは約6%という結果が出ています。


3歳ごろですと、受け口であっても、あまり下顎が出ているという印象を受けないかと思いますが、受け口をそのままにしておくと、成長期に入り下顎の過成長が起こり、下顎がどんどん長く成長してしまうことがあります。
下顎が長く成長してしまってからだと、歯列矯正を行っても顎の長さは変わらないため、コンプレックスになることがあります。


受け口は3歳から。
お子様がしっかり大人の言うことを聞いて治療に協力できるようであれば、受け口の治療は早くから取り組まれることをお勧めします。


ホームページでは5歳で受け口の治療を行い、半年で改善されたお子様の症例をご紹介しています。ぜひご覧になってみてください。
http://www.imamura-ortho.net/0540case/

2015年11月11日

以前、目立たない矯正装置と言うことで少しご紹介しました。リンガルブラケット(裏側矯正)


当院では、特殊なご事情がある場合以外はお勧めしていません。


それでも、やはり見た目の問題から裏側矯正をご希望してご相談にいらっしゃる方がいます。


どうしても見た目が気になる!
と言う方に少し考えていただきたいのですが...


今、お口の中の「舌」はどの位置にありますか?


リラックスしている時でも、舌は多少、下の前歯の裏側にあたっていると思います。


ここに矯正装置がついたら...


常に、舌に金属が触れている状態になります。


裏側矯正では違和感もですが、舌に口内炎ができやすくなります。
舌に口内炎ができると、しゃべるのも食事をするのも辛くなります。
しかも、その痛い口内炎の部分にまたブラケットが当たります。


裏側矯正は、食事にもかなり注意が必要になります。


通常の表側矯正でも食後にはどうしても矯正装置に食べ物が挟まることがあります。


食べ物をかみ砕くのは、歯列より内側の口腔内です。
食べ物が基本的には入らない外側でも、矯正装置に食べものが挟まって不快なのに、それが内側にあったら...。


繊維性の食べ物はほとんど矯正装置に絡まります。
(しかも取ろうと思っても鏡で見えないので清掃が困難です。)


裏側矯正は、表側の矯正に比べて仕上がりの精度も下がる上に、違和感や不快症状も非常に強くなります。


裏側矯正をご希望される方は、もう一度よくご検討ください。


当院の紹介はこちら
http://www.imamura-ortho.net/

2015年11月 4日

矯正と言えば、健康な歯を抜かなくてはならないイメージがあるかと思います。
特に歯が重なって生えている方や、ひどい八重歯の方などは、ご自身でも歯を抜かなくては治せないのではないかと考えられている人も多いと思います。


確かに、大人の矯正の場合、顎の成長が完了してしまっているので、どうしても抜歯が必要なケースもあります。顎のスペースが足りない状態で無理に歯列矯正を行うと、後戻りが起きやすかったり、口全体が前にはみ出してしまうような状態になってしまうこともあるため、非抜歯が最善の治療法でないこともあるのです。


ですが、できるだけ抜歯は避けたいものです。


非抜歯のキーポイントとなるのは「顎の成長」です。


不正咬合の原因の多くは、顎の大きさに対する歯列の大きさの不調和です。
ですが、歯の横幅は変えることができないため歯列を小さくすると言うことは難しいことです。
ですが、顎は、成長期であれば成長の具合をコントロールすることが可能です。


そのため、早い時期に治療を開始したお子様では多くの場合、非抜歯での歯列矯正が可能です。


お子様自身が歯並びを意識されるのは思春期ごろからでしょうが、ぜひ生え替わりが始まる頃には一度受診をしていただけるとよいと思います。


当院の紹介はこちら
http://www.imamura-ortho.net/

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今村矯正歯科クリニック

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