大人の矯正治療と歯周病(3)
大人の矯正治療前に歯周病の治療が必要だということ。
大人の矯正治療中には歯周病への注意が必要だということはお分かりいただけたかと思います。
さらに、大人の矯正治療では、矯正完了後の歯周病への注意も必要です。
矯正でせっかくきれいに並んだ歯も、歯周病にかかると、あっという間に元の歯並びに戻ってしまいます。
これは、歯周病により、歯槽骨が溶かされることによって起こります。
歯槽骨は言い換えれば、歯列の土台です。
歯周病で土台が溶かされ、不安定な状態になってしまうと、歯列は崩れていってしまいます。
歯周病は自分には関係ないと思っているかたも多いと思いますが、歯周病は気がつかない間に症状が進行する病気で、気がついた時には歯がぐらつき始め、治すことが難しい状態になってしまうこともあります。
子供のころや20代で矯正を完了させられた方も、今後歯周病にならないように気をつけてください。
矯正治療完了後は、保てい装置の使用や、丁寧なブラッシング、かかりつけ医での定期的なメンテナンスを受け、歯周病にならないように注意してください。
せっかく手に入れた理想の歯並びと噛みあわせを長持ちさせられるようにしたいですね。
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