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2015年9月30日

矯正治療中には、どうしても口腔内の清掃が難しくなり、虫歯になりやすい環境になってしまいます。


虫歯は特に15歳以下は特に罹患率が高く、お子様の矯正治療中には十分な注意が必要です。


ブラッシングはもちろんですが、合わせてフッ素の使用をお勧めします。


フッ素という言葉は聞いたことがあるでしょうか?


フッ素は、歯の表面の層(エナメル質)を強化し、虫歯に強い歯質を作ります。


フッ素は市販の歯磨き粉にも含まれています。
歯磨きの際には、必ずフッ素入りの歯磨き粉を使用してください。
矯正装置が入っていると、歯磨き粉で泡がたつと、磨きにくいということもあると思います。
そんな場合は、はじめは歯磨き粉を付けずに磨き、最後に歯磨き粉をつけた歯ブラシで、全体を磨くようにしてみてください。


また、市販で低濃度の塗布用フッ素や洗口用フッ素も販売しておりますので、そのようなものを使用していただくのも有効です。
その他、歯科医院で行う高濃度フッ素塗布も数か月に1回~2回行うと、有効であると言われています。


矯正治療中は、特に虫歯が出来てしまいやすい期間です。
いつも以上に、虫歯予防に努め、装置を外したときにきれいな歯でいられるようにしましょう。


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2015年9月23日

幼稚園くらいのお子様の親御様からよくお悩みとしてうかがうのが、お子様のすきっ歯についてです。


3歳くらいで乳歯が生えそろったと思ったら、歯と歯の隙間がどんどん広くなってきて...。


このままで大丈夫なのでしょうか?


と、いうようなご質問をされることがあります。


お子様のすきっ歯は、ほとんどの場合が心配のない成長に伴うものです。
(ただし、正中離開など治療が必要なケースもあります。)

幼児期に見られる歯の隙間は「霊長空隙」「成長空隙」と呼ばれるもので、成長の過程で、起こってくる生理現象です。


小さい乳歯列に対して、だんだんと顎の骨が成長し、その分が隙間になってくるのです。


逆にこの時期にすきっ歯でないと、乳歯が永久歯と生え替わる際に、大きな永久歯が入りきらず、叢生(でこぼこした歯並び)になる可能性があります。


3歳~4歳ごろで、乳歯がすべて生えそろった状況(20本)で隙間が全くなく、歯と歯が重なっているような場合には、経過観察をしながら、歯と歯の間が虫歯にならないようにフロスなども使って丁寧に仕上げ磨きをしてあげるようにしてください。


今村矯正歯科クリニックではお子様の矯正治療も積極的に行っております。
ご相談ください。


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2015年9月16日

子供の歯列不正の原因について、生活習慣や遺伝、虫歯などについて以前からお話してきました。


子供の歯並びは成長とともに変わっていき、このまま歯並びが悪くなってしまうのか?成長とともに治っていくのか、判断が難しいものです。
実際に、矯正専門医を受診しても「経過観察」と言われ、また1年後の受診を勧められることなどもよくあります。


ですが、次のような場合は早めに矯正専門医を受診していただきたいと思います。

(1) 顎が横にずれている。
(2) 口元の癖がある。
(3) 受け口、出っ歯など、見た目に明らかな所見がある。
(4) 永久歯の前歯が凹凸になってきた。

このような場合は、問題に気が疲れた時点で早めにご相談していただくのが良いと思われます。


特に、(1)(3)の場合。
骨格の成長過程でその症状がさらに悪化していくことが考えられます。
受け口など、上あごに対して下顎が明らかに長くなってしまっているケースだと、歯並びを治すだけでは受け口を改善することができず、顎の骨に対する手術を行わないと噛みあわせが改善しないような状態にまでなってしまう可能性があります。
これも以前にお話ししましたが、顎骨が原因の受け口は、遺伝するケースが多いので、ご両親のどちらかが受け口の場合はお子様の咬合に注意し、早めに矯正専門医での相談をされておくことが望ましいでしょう。


今村矯正歯科クリニック「小児矯正を受けるタイミング」
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2015年9月 9日

あなたの口腔筋機能は正常ですか?


口腔筋機能の確認には、鏡とお水を用意していただければ簡単にご自身でもチェックすることができます。


まずは、鏡を見てみてください。


・自然にした状態で舌が上下の歯の間から出ている。
・舌の脇に歯の跡が付いている。
・口を閉じると呼吸が苦しい。(口呼吸)
・上下の唇を閉じると、下唇の下あたりにしわができる。


つぎにお水を飲んでみてください。


・水を飲もうとすると、自然と舌が歯より前に出てくる。
・水をのみこもうとするときに唇に力が入る。
・水をのみこむときに上下の前歯の間に舌が挟まる。


この項目のどれか一つにでも当てはまる人は、矯正治療と同時に口腔筋機能療法も必要になってくる可能性があります。


また、お子様でこのような癖のあるかたは、現在歯並びに問題がなくても、今後、口周りの筋力の弱さが原因で、歯列不正を引き起こす可能性が十分にあります。


意識的に癖を直していく必要があるでしょう。


口周りの筋力は、歯列不正や矯正治療の成功に大きくかかわります。


気になる方はご相談ください。


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2015年9月 2日

お子様の不正咬合の原因には、指しゃぶりや、舌癖、ほおづえなど、生活習慣が原因になるものがあるというお話は以前にさせていただいたかと思います。


生活習慣とは別に、もうひとつ不正咬合の原因となりやすいもので、口周りの筋肉の弱さ、バランスの悪さと言うものがあります。


たとえば、お口をぽかんと開けた状態になってしまうお子様。


それが原因で、オープンバイト(開咬)や上下顎前突が起きている場合があります。
(これも以前の話しましたね。)


そのようなお子様に矯正治療を行う場合、矯正装置を付けるだけでは、矯正治療完了後にまた、同じように歯並びが崩れていってしまうことがあります。


これは、口周りの筋力が弱いのが原因で、口が開いてしまう場合になのですが、口周りの筋肉が弱いため、正常な舌の力であっても、歯がだんだんと外側に押し出されてしまうのです。


このようなケースの矯正治療には、矯正装置の装着に合わせて、口腔筋機能を強化する、口腔筋機能療法を同時に行う必要があります。


矯正治療と、口腔筋機能療法を組み合わせることによって、矯正治療で得たきれいな歯並びを維持できるようにしましょう。


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