矯正治療時の痛み ~装置が舌や口の粘膜に当たる~
前回、前々回で、青ゴムをつけるときや歯を動かすときに生じる痛みについて記載させて戴いましたが、今回は、矯正装置が舌や口の粘膜に当たって痛みを生じる場合の対処法について書かせて頂きます。
矯正器具を長時間つけていると、装置の凸凹が舌や唇の内側に等に当たって擦れたり引っかかったりするため、口内炎が出来てしまったり、傷ついて痛みが出てきたりします。
このような時には矯正用のワックスを使うと痛みを和らげることが出来ます。
特に、装置を付けたばかりのことろは、装置が口の中に入っている状態に慣れていないため、舌や頬を傷つけてしまう事が多いので、最初のうちは常に使用しておいた方が良いかもしれません。
また、このワックスは装置に慣れてきた後でも、ワイヤーが折れたり、外れたり、フックが当たったりといったトラブルがった場合に、応急処置としても使用したりします。
矯正用ワックスは、いろいろなメーカーからさまざまなタイプのものが発売されており、価格も100円~1000円と幅があります。
今は通販などでも購入できますが、矯正歯科治療を行っている医院であれば大抵取り扱っていると思いますので、もしも現在お使いのものが合わないという場合は、一度、担当の先生や衛生士さんにご相談されることをおススメいたします。
当院では、日本矯正歯科学会の専門医によるカウンセリングも行っております。
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